シーギリヤ、ダンブッラ、サファリツアー

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今回は前回の記事で少しだけ紹介をした、スリランカの有名観光地「シーギリヤ」「ダンブッラ」「ミンネリや国立公園(サファリ)」についてより詳しくご紹介をします。

行き方

ミンネリヤ国立公園、シーギリヤ、ダンブッラの石窟寺院についてはそれぞれ車移動でないといけない場所にあるためタクシーをチャーターして各地を巡りました。また、それぞれが1日で車移動で行ける距離にあるため、私は丸1日を観光日と決め、1日で3箇所を回りました。移動距離も多く、朝にキャンディのホテルを出て、戻ってきたのが夜でしたのでかなり疲れました。

一人旅のデメリット

スリランカには参加者を募ってみんなで観光地を巡る、というような観光ツアーはなく、申し込みは個人(グループ)単位のものしかありません

私は一人旅だったため、一人でタクシーをチャーターし、3つの観光地を巡ってもらうことになりました。当たり前ですが、タクシーチャーターは1人だろうと2人だろうと金額は変わりません。またサファリツアーもジープをチャーターする必要があり、こちらも1人でのチャーターとなります。贅沢と言えば贅沢なのですが、複数人だと費用も割れるのに…..、と少し損したような気分になりました。

タクシーを運転してくれる方は移動中ツアーガイドのように、観光地やスリランカについて色々な話をしてくれますが、観光地は基本入場料がかかるため、現地は一人で見て回ることになります。

tea氏
tea氏

移動時間が非常に長かったため、社内での運転手さんとの1対1の会話は、帰りの道中は疲れもありかなり面倒でした…(泣)

それでは各観光地を詳しく紹介させて頂きます!

ミンネリヤ国立公園

スリランカの北中部州にある国立公園。1938年に野生生物保護区として指定され、1997年に国立公園に指定されております。

この国立公園が観光で有名なのは、ゾウたちの乾季の餌場となっている点で、多数のスリランカゾウが貯水池の端の草原に集まります

スリランカの雨季と乾季の時期は、次のとおりです。

  • 北東部:11月~3月が雨季、5~9月が乾季 
  • 南西部:4~6月、10~11月が雨季、12~3月が乾季
  • 高地エリア:5~7月、10~11月が雨季

北中部に位置するミンネリヤ国立公園は、乾季となる5月から10月がベストシーズンと言われています。特に7月から9月にかけては、野生のゾウが水や草を求めて一箇所に集まる「エレファント・ギャザリング」が見られるそうです。 

私が行ったのは11月。ベストシーズンから外れていますが、せっかくスリランカまで来たし、という気持ちで行きましたが、結果満足には見られませんでした

見られたのはゾウ4頭、キツネ2匹、孔雀3羽、小鳥が沢山….。ジープの荷台が座席になっており、そこに立ちながらジープでサファリを走り回るのは楽しかったのですが、入場料やジープの貸切代がそこそこの値段がした分期待値も高く、結果的に満足度はあまり高くなかったです…。

tea氏
tea氏

シーズンが若干外れていても十分楽しめるだろう、と思っておりましたが、季節はやっぱり大事ですね…。

シーギリヤ

恐らくスリランカでは一番有名な世界遺産。5世紀にカッサパ1世(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなります。約1200段の階段があり、頂上まで登ることができ、岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれています。

旅行サイトや観光ブックなどでよく見る全景ですが、実物に見るとその大きさはまさに圧巻です。現代のような重機などもない当時、よくこの巨大な岩の上に王宮を建てる、という発想に至ったな、と当時の人々のスケールの大きさに感嘆しました。

頂上までは岩肌に沿って設置された非常に急勾配な階段を登っていきますが、率直な感想としてはとても怖かったです。私は特段高所恐怖症でもないですが、直に下が見える状況で、もし足を踏み外したら、という想像が恐怖を煽ります。

また、当たり前ですがとても疲れます。入口から螺旋階段を登り進んでいくと、王宮の入り口である広い踊り場「ライオンテラス」にたどり着きます。ここは広く、十分な休憩が取れますが、ライオンテラス以降は岩肌の階段を登っていきますが、ここが非常に疲れます。階段の勾配も急で、かつ十分なスペースがあるわけではないので、途中で十分に休憩を取るのも難しく、ある程度一気に登る必要があります

私は中年ですが、学生時代は運動部に所属し、今でも週に1~2回はジムに通い、同年代と比較してある程度身体は動く方だと思いますが、頂上に着く際には軽い酸欠状態になりました。階段を登るための純粋な体力もありますが、恐怖感という緊張感が、より疲れに繋がったのかと思います。

頂上はシーギリヤとスリランカの雄大な自然を一面見渡せる素晴らしい眺望があります。非常に疲れますが、やはりスリランカに来たからには行っておかないと、と思わせる素晴らしい眺めでした。

【ガイドは必要なのか?】

シーギリヤには公式のガイドの方々が常駐しており、歩いているとガイドが必要ないか、積極的に声をかけられます。所謂客引きですが、そんなにしつこくはありません

私が声を変えられたの人からは20USドルほど、という値段を言われましたが、時間が十分にあるわけではなく、かつガイドブックの知識で十分だと思っていたので、ガイドはつけませんでした。

シーギリヤを十分に楽しむためにはガイドはいたほうが良いと思いますが、私としては結果つけなくてよかったと思いました。それは上述の通り、シーギリヤ観光は非常に体力を使い、疲れるからです。身体的に疲れている中で、ガイドの説明を聞くのはより疲れただろうな、と感じた次第です。

tea氏
tea氏

仮にガイドをつけたとしても、内容を聞いて楽しむ余裕は無かったと思います…。

ダンブッラ石窟寺院

こちらもとても有名な世界遺産です。「石窟寺院」という単語自体は学生の頃に世界史の教科書で見た以来で若干懐かしい響きです。スリランカにおいて、最も保存状態がよい石窟寺院として知られており、5つの重要な寺院のそれぞれに聖像や絵画があります。これらの聖像や絵画は、釈迦とその生涯に関連したもの、ということです。

石窟の中にある仏像や絵画は見事で、先ほどのシーギリヤと同様、当時の人々が石窟の中に寺院を造る、という非常に困難なことに取り組んでいたことに感服しました。

こちらもですが、疲れます…!

何段あるか分かりませんが、石窟寺院に辿り着くまでにこちらも結構な階段を登る必要があります。先ほどのシーギリヤで体力も削られており、こちらも相当疲れました。

ただ石窟寺院自体は言うまでもなく見事なもので、見ている間は今までの疲れも忘れるぐらい、圧倒されました

まとめ

以上が、1日での弾丸観光ツアーになります。

結果、「観光を楽しんだ」と言うよりも、「ガイドブックで見ていた観光地を実際に確認した」と言う表現の方が正しく、とても疲れました。それぞれの観光地をじっくり楽しみたい場合、シーギリヤに1泊する方もいるようで、2日に分けて3箇所を巡るというぐらいが、しっかり消化できて良いかと思います。私の場合は観光への興味がそこまで大きくなく、「スリランカに来たからには行っておかないとな」というぐらいでしたので、今回の弾丸ツアーでとても満足しました。

旅行の目的や楽しみ方は人それぞれだと思いますので、今回の自分の観光スタイルもどなたかの参考になれば幸いです。

ご覧頂き、ありがとうございました!

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