「DIE WITH ZERO」を読んで「人生の思い出づくり」の実践を

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今回は最近読んだ本の中で印象に残った「DIE WITH ZERO」の紹介をさせて頂きます。

私は現在30代で平日は仕事を、休日は趣味をしたり飲みに行ったりと、平凡な生活を送っております。これから先のことを考えることは少なく、ある程度「今が良ければ」という考えで生活をしていますが、本書を読んで将来のことをどう考えるべきか、そのために今をより良く過ごすためにはどうすれば良いか、ということの指標ができたような気がします。

今の生活で充実されている方も、より良い人生にするにはどうすれば良いか、という考えのきっかけになるかと思います。

一番大切なのは思い出

人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ

「DIE WITH ZERO」を読んで、私が一番印象に残ったフレーズです。

本書では人生で一番大切な思い出づくりの体験や経験を積むために、最適なタイミングでお金を使うことの重要性を説いています。

昨年から新NISAが始まったことで投資や資産形成などが今まで以上に話題になっております。私も30代になり将来に対するお金についても20代の頃よりは考えるようになリ、御多分に漏れず老後資金のために毎月コツコツと積み立てをしています。

ただ、老後のために資産を築いていくことの一方で、まだ健康で身体も多少無理が効く年齢である現在をどのように過ごすべきなのか、老後のことを心配しすぎて今使うお金を制限し過ぎているのではないか、ということを改めて考えました。

歳をとるとお金を使わなくなる

老後に備えて資産を形成するのは多くの方が実践していることかと思いますが、本書で言及しているのは、備えすぎて今しかできない経験や体験へのお金を制限しているのではないか、という点です。

本書の中では「歳をとるとお金を使わなくなる」ということが著者の経験をもとに記載されておりますが、それは自分の経験と感覚的にも分かります。

自分の祖父母などを見ても、体力も低下しているため旅行などの体験をすることもほとんどなく、物欲もあまりないため、本書で述べられている通り、お金を楽しい経験に変える能力というのは老化と共に衰えていくもの、というのはとても理解できます。

私も老後に向けた資産を築いている中で、リタイア後は思い切り旅行をしたり趣味に生きたい、と現在は思っていますが、実際にリタイアをする年齢になると今のような体力も気力もないのでは、という想像を働かすことは、本書を読んで気付かされた部分です。

人生は経験の合計

あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになる。

改めて自分の人生を振り返ると、部活に打ち込んだこと、受験で毎日勉強に励んだこと、海外へ30カ国以上を旅行したこと、留学で一年海外で生活をしたこと、転職をして色々な業界の仕事を経験したことなど、自分が今までに経験をしたことは、自分にとっての良い思い出であり、自分を形成したものである、と強く感じます。

経験は今後の人生で尽きることのない「記憶の配当」を与えてくれる

こちらも特に印象に残っているフレーズで、経験という無形のものの価値を非常にうまく説明しているフレーズだと思います。

お金やものという生きていくために必要な有形のものはダイレクトに人生を豊かにしてくれますが、思い出、記憶というものは自分自身にしか感じることのできないもので、客観的に数字などで示せるものではないですが、人生を豊かにしてくれる大事な資産であることは間違いないです。

まとめ

今回は特に私が印象に残った「人生で一番大切なのは思い出を作ること」を中心に記載しましたが、本書では人生を豊かにするため、大切な経験をするために、具体的に資産をどのタイミングで取り崩していくのか、結婚し子供がいる場合はいつ財産を渡すのが適切か、また今回記載したことについてデータを用いてより具体的に記載がされておりますので、実際に本書を読むことでより理解を深め、実践に移すことができるかと思います。

いつまでも思い出に残る経験をリタイア前にできるだけ多くしておくべきだ

本書で老後生活についてのアドバイスとして記載された言葉です。

私自身もこの言葉を胸に、より豊かな人生になるよう、日々の時間を大切に生活を送っていきたいと思います

少しでも本書に興味を持って頂き、今後の参考にして頂けるとありがたいです。

ご覧頂き、ありがとうございました!

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